TAMATAMA日記

体育・スポーツや教育にかんしてかんがえたことを中心につづっていきます。研究会の情報も案内していきたいとおもいます。

からだのワークショップ(メモ)

昨日は、矢田部さんのワークショップであった。

 

本をたくさんよんだこともあって、なるほど、よくわかった。

 

そして、実際にからだをうごかしながら、

たくさんの身体技法のポイントを理解することができた。

 

今回、これらまなんだことをどう学校教育でいかすのか、ふりかえりながらかんがえてみたい。

 

1.姿勢学習の際は「正しい姿勢」を強調しすぎない。

 

 矢田部さんの問題意識として、「正しい姿勢」を提示しようとすると、大人の権威がたかまり、その姿勢がとれない子どもは劣等感をかかえるし、一方的な学習になってしまい、それは軍事教育のながれに同化する可能性もあることを危惧されていた。

 

 だから、初期の頃は、そこまで「正しい姿勢」をおしつけないように、指導する配慮が必要になりそうだ。

 

2.初期の指導内容

 

 人間の背骨は湾曲しているのが自然である。しかしこれを「背筋をのばして!」と「ただしい姿勢」を指導してしまうと、湾曲を無理にのばそうとするため、鳩尾(みぞおち)や肩(背筋群)が緊張してくる。

 

 この姿勢を継続して保持することは困難であり、「ただしい姿勢」はとれないことになる。また、からだにとっても自然ではない。

 

 一方で、自然な姿勢というのは、骨盤をたて、鳩尾をリラックスさせて、自分のからだの前にひろい空間ができる姿勢となる。特に、骨盤をたてることは筋肉の柔軟性をあげたり、練習をしたりしないとすぐには習得できない。

 

 そのため、姿勢学習の入り口としては、①椅子のうしろまですわり(自然と背もたれに骨盤があたり、骨盤がたつ)、②頭とおへそを一直線にする、③耳と肩を一直線にする(肩甲骨をよせて肩をひらく)、という3点にしぼり、一時的にその姿勢がとれるように指導すればよい。

 

 ※あごがあがってしまう子には、とおくの地面に視線をおくとよいと指導するとよいそうだ。

 

 ②③が有効なのは、背骨をのばす意識をすることなく、頭と肩の意識をすることで、自然とからだが湾曲をたもちながらまっすぐなポジションとなるためである。

 

 なるほど、これは勉強になりました。

 

3.坐の学習

 

 先行実践では、あるく、たつ、といった学習がみられる。矢田部さんの場合は、坐のゆたかな学習の構想をえがいてくれる。

 

 歴史的に創造された多様な坐の形式を学習しながら、多様な場面に対応できる坐の身体技法を学習していく。

 

 矢田部さんは坐の身体技法を分類されているので、それを参考にしながら、1つ1つの座法を試行し、そこに歴史的な学習やからだの動作方法の学習をしていくのである。

 

 今回のワークショップを企画した浅川さんは坐の巻物を作成し、学習する構想案をおもいついたようだ。

 

 今回のワークでなるほど、そういう比較(理解)の仕方があるかとおもったのは、端坐(正座)をして、その後、スネの部分をおしてマッサージをし、足首の関節の柔軟性をたかめてふたたび端坐をすると、足がべちゃっと地面にくっついて、座布団の役割のようになることであった。矢田部さんは足が座布団がわりになること、また、かたい地面でもからだのゆるめかたを工夫すればどこでも熟睡できること、をおしえてくれた。これは「からだの学習(睡眠につながる)」として拡大していく可能性をもつ発言だとおもった。

 

 また、多様な坐法で、骨盤をうごかしてみると、端坐ではよく骨盤がうごくことがわかる。それだけ可動域をえられるということは、それだけ骨盤への負担がすくないということである。一方で、足首への負担がおおきい。でも上述のように柔軟性をあげれば、問題なくなる。

 

 また、坐の姿勢からたつ行為をしたときに、端坐や立膝だとすっとたてる。こうして次の動作に移行しやすくなる。

 

あしをのばしてすわる方法は私には困難であった。でも骨盤周囲の筋群の柔軟性をあげるとそれができるのであろう。

 

なにかができるようになる、そういう学習のありようもひらかれている。

 

ペアと観察学習をしたり、柔軟性をあげるためにペアとストレッチやワークを実施することもできるだろう。ペアの人はあなたのからだをみつめる人として、いろんなワークを実施して、たがいのかかわりをふやしていくこともできそうだ。

 

 今度矢田部さんのところに訪問して、からだ(坐)の学習を典型化してみよう。

 

それが実現すると、おもしろいだろうな。

 

あ、あと、矢田部さんが作成した椅子、おもしろかったです。

 

実際に2時間矢田部さんの椅子にすわっていたが、疲労がすくなかったです。

研究会の写真を撮影すると、みんな姿勢がよくなっており、

これはこれは、すばらしい椅子だなぁとおもいました。

 

今度、購入したいとおもいます。

 

みなさんもぜひ、ためしてみてください。