TAMATAMA日記

体育・スポーツや教育にかんしてかんがえたことを中心につづっていきます。研究会の情報も案内していきたいとおもいます。

灰谷さん

兎の眼をみた。

 

これまでなんども教員になるなら灰谷さんの小説をよめ、と学部生のころにいわれてたっけ。

 

だれにいわれていたかは、、、わすれた。

 

でも、どこかにひっかかっていた。

 

それで、ようやくよんでみた。

 

なるほど、これはたしかに、よんでもらいたい内容だ。

 

1)一見、こまった子が、実はクラスや教師に人間味をおしえてくれるタカラの子なんだ、というメッセージ

 

2)子ども理解にもとづき、子どもによりそうことに信念をもつ教師の姿勢、というメッセージ

 

3)上述の信念をもつがゆえに、地域と一緒になって団結し、子どもたちの生活をまもるための闘争をする、地域性や社会運動へのメッセージ

 

こうしたメッセージがふんだんにしめされている。淳一の話などは涙なしにはよめなかった。

 

教育とは子どもの成長・発達をどこまでもしんじることなんだなぁと、かんじさせる小説だ。

 

一応、ちょっとおしいなとおもうところは、教科指導との関連があるとよかったなぁという点。でも若手教員が主人公だから、そこはおさえてあるのかな。他の教員でもよいからそういう場面があるとよかったなぁ。この小説には人間性でつらぬかれている。

 

一読して、よくぞこれをすすめてくれたなとおもった。

特に、行政と闘争する場面、行政のスタンスも批判的にかかれていて、これはするどいとおもった。

 

教員をめざすなら灰谷さんの小説をよもう、とすすめられた意味がわかった。

 

ちなみに、当時の時代背景をふまえて、リアルな世界がえがかれているところもいい。戦後の貧困、社会運動の仕方、夫(高度経済成長下の社会)と主人公(人間性)の乖離(「生き方がちがう」)、様々な時代背景がみえ、歴史的な史実をよんでいるような感覚にもなった。

 

次は太陽のこでもよんでみようかな。

 

たのしみ。