TAMATAMA日記

体育・スポーツや教育にかんしてかんがえたことを中心につづっていきます。研究会の情報も案内していきたいとおもいます。

スポーツ探索(1)体育にフットサルを導入することは反対とするサッカー協会

みなさま

 

あけましておめでとうございます。

 

私はいつもこのフレーズには「無事に」というおもいがつきます。

 

あぁ〜ひとまず生きてる、お互いによかったですね、と。

 

こうして定型句の形式化を自分の中でふせごうとする意図もあるかもしれません。

 

さて、次第にたまってきた新聞の切り抜きをみて、ふと、「スポーツ探索」シリーズをやってアウトプットしてみようとおもったので、早速1つめ。

 

今日は、12月6日(水)に朝日で掲載された、

 

体育にフットサル サッカー協会「反対」(記者:忠針さん)

 

である。

 

サッカー協会、小学校中学年(3・4年生)に体育でフットサルを導入することを反対する要望書をスポーツ庁に提出しているという。

 

もともと2008年の改訂から「サッカー型ゲーム」がなくなり、ラインサッカー、ミニサッカーが「ゴール型ゲーム」として明記されるようになった。

 

そして、 今回の指導要領改訂では、小学校中学年に従来にミニサッカーの代替教材としてフットサルが例示され、中学校では巻末参考資料に例示されていたようだ。

 

フットサルは1994年に国際サッカー連盟傘下の競技になり、今や大学でもサッカーとフットサルは同じぐらい実施されていると思う。

 

こうした動きにたいして、サッカー協会は次のように述べているそう。

 

「ミニサッカーからフットサルへの変更は学校現場の負担になる」

 

記事では次のように記述されている。

 

「しかし協会の姿勢に困惑する関係者も少なくない。スポーツ庁には「協会にはフットサルを普及する役割もあるはず」といいう反応も。協会幹部にも「ミニサッカーとの

並記を求めた方がよかった」という声がある」

 

ごもっともだとおもう。協会は要望を取り下げるか修正をしないと自ら痛手をおうのではないか。

 

この記事をみて素朴におもったこと。

 

(1)「学校現場の負担になる」という根拠がよくわからない。

  現場の声としては、サッカーを教えるのは困難だから、ミニサッカーやラインサッカー等が開発されてきているわけである。その流れでみると、サッカーより簡易化され、認識・技能が獲得されやすいフットサルが導入されるのは自然なことだとおもう。ましてや生涯スポーツの教科目標を把握したときに、フットサルでサッカーのおもしろさを味わうことで、サッカーの生涯スポーツへつながる可能性が拡大する、サッカーが生き残る、とも把握できるだろうし。

 

 もともと「ゴール型」にサッカー系の教材を工夫して導入することはおこなわれていて、これからもそれを制限するものではない以上、この要望は無意味ではないか。教師の自由裁量に制限をかけようとすることも問題。解説まで拘束力があると勘違いされてはそれこそ教育現場は困るはず。

 

(2)「スポーツ庁」の役割は何か。「スポーツ庁」となったことでスポーツ協会が教育に介入しやすい構図ができあがったのではないか。その事例が、今回の件なのではないか。

 

(3)サッカー協会には「文化としてのサッカー」から提言をすることをこころみてほしい。民俗フットボールから派生してきたアソシエーションフットボール(サッカー)とフットサルの関係はどのようなものか、イギリススポーツとして発展し、近代スポーツ化したわけだが、派生したフットサルは文化としてのフットボールの性質をどれほど学習することができる教材なのか。こうした視点から提言するなら、よいとおもう。

 

総じて、教育への政治的介入というフレーズが頭によぎる要望書だなとかんじた。