TAMAKOSIの日記

体育・スポーツや教育にかんしてかんがえたことを中心につづっていきます。研究会の情報も案内していきたいとおもいます。

要領分析の経過

新要領の分析が必要になる。途中経過のメモ

 

新要領の問題性は、賛同できる点も多く、よくつくられていると感じる。

・長期的な視野でみた社会をみすえていること(成熟した市民社会がないけど)

・アクティブラーニングではなく、「主体的で対話的な深い学び」としたことで、形式化をゆるめたこと

・「知識」を活用する「思考力・判断力・表現力等」を強調し、暗記型授業から脱却

・認識面(わかる、考える)を重要視することと協同的な学習を並列させたこと(個に帰着する問題があるけど)

 しかし・・・

 

①何のための資質能力なのか?

 新学習指導要領が明示しているのは、「新しい時代に必要になる」と述べるのみ。

 その「新しい時代」とは?? → 結局は「グローバル経済競争の担い手づくり」

 ゆえに、「許容された枠内での能動化・主体化」が強要されかねない。

 

 ②「主体的で、対話的な、深い学び(アクティブラーニング)」の視点といっても、「強い個人」をもとめる傾向がぬけきれていない。

 

 ③「カリキュラムマネジメント」によって、校長のリーダーシップのもと、教師が統制されていく可能性が強い。

 

 ④3つの柱は抽象的な学力観にとどまることで、方法論の統制はないかのようにみえるが、日本の学習指導要領「体制」の中では、参考資料であるはずの「解説」や「指導資料」にもとづいて、現場の教育のあり方を制約させることになりかねない。※かつてのめあて学習のように。

 

 特に、「学びに向かう力・人間性等」は価値観の統制、態度主義教育、道徳体育にならないか注意が必要。

 

 ⑤「主体的で、対話的な、深い学び」のためには、時間や人(教員)にゆとりが必要、なのに、教育内容を削減することによるバッシングを回避するため、ふみきらなかった。小学校では英語も必修化され、道徳が教科化される・・・夏休みを短縮する学校もでてきた、はたして?

 

 ⑥そもそも、学校教員が「主体的で対話的な深い学び」をしてきたのか?

   採用試験対策、ゆとりのない教員生活、教材研究できない実態・・・。

 

(2)重要なのは・・・改革の「根っこをつかむ」こと

①「この子どもたちにとっての意味」や「学校卒業後にどんな力になるか?」という視点を大切にすること

 

 ・資質・能力ベースで本来考えなければならないことは、「汎用的スキル」以上に、「社会に開かれた教育課程」や「子どもにとっての意味」。

  → 市民的教養としてふさわしい、「内容」は何か、学習する「方法」は何かを吟味する。

 

 ・同時に、子どもたちの「生活」や「発達」課題において、どのような意味をもつのかを考えることも大事。

 

 ②「汎用的能力」としての「思考スキル」を獲得しても、「深い学び」にはならない。

 

・「汎用的能力」だけでは「うすっぺらい能力」。

 

・主体的で対話的な深い学びに到達するためには、近道や特効薬はない。

 

  →「深い学び」に向けては、「わかる」を大事にした系統的な学習を組織することが不可欠。

 

 ③「主体的で対話的な深い学び」(学習形態)は学習の「内容」によって導かれる。

 

 ・一斉に?ペアで?グループで?・・・これは学習の段階や「内容」によって導かれる。

 

 ・教具の特性も。

 

 ・「知識」を活用する学習活動なので、「考えろ」ではない。

 ※日本で確立されてきた学習集団論(グループ学習論)に学ぶ必要がある。