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TAMAKOSIの日記

体育・スポーツや教育にかんしてかんがえたことを中心につづっていきます。研究会の情報も案内していきたいとおもいます。

「日本人初の9秒台なら1億円出す」でいいのかな・・・。

日々、雑感

田植え前の土を耕す作業は「風薫る」季節を感じさせる。でも、ちょっとくさい。でも、それがまたいい。

 

田植えがおわり、均等に並んだ苗が水面から顔をだす。

 

ときおり田んぼの水面に青い空がうつしだされ、あざやかな色合いの大地がすがすがしくおもえる。

 

そんな雨上がりの日曜日

 

ところで、6月3日の新聞でみた文字にびっくりしてしまった。

 

「陸上男子100mで注目度急上昇なのが、ジャマイカ人を父にもつケンブリッジ飛鳥だ。5月21日に自己最高を0秒11も短縮する10秒10を出した。」

 

「所属先(ドーム)の安田秀一会長からは「日本人初の9秒台なら1億円出す」と告げられた。「モチベーションが100倍くらいになった」

 

こういう記事には咄嗟に「選手をお金で露骨に買うような発言、勝利至上主義を強固にしスポーツ選手・スポーツ文化を腐敗させるよからぬ考えだ」と反応してしまったりする。

 

でもちょっとだけおもいとどまる。いつもステレオタイプ的に反応する自分にもちょっとブレーキをかけてみる。

 

この記事をみんなはどうよむのだろう。

 

「さすがふとっぱらの会長、でないと陸上界は生きていけないよ」

 

「さすがふとっぱらの会長、やっぱり国民的スターにはそれぐらいの報酬が見合ってる」

 

「あ~~まぁ1億円以上の利益がでるからそれぐらいすぐ広告費・観戦費用の増額などで簡単に取り戻せるからな。それぐらいなら余裕でだせるだろうな」

 

「お金で選手をつるなんて、どうなの?」

 

「選手のオーバートレーニングや非科学的トレーニング、ドーピング問題につながらないといいな」

 

「よし!俺も1億円プレーヤーめざしてがんばろう!」

 

「1億円って、すくないんじゃないか、日本にもたらす利益を考えたら、子どもたちに夢を与えることを考えたら、もっとだしてもいいんじゃないか?」

 

「弱肉強食の世界、彼はもし9秒代を期待されてだせなかったら、捨てられるだけなのかな」

 

「1億円でやるき100倍、もっと他の方法はなかったのか。ケンブリッジさんは悪い意味でもいい意味でも純粋なんだな・・・その純粋さをねじまげることにならないのだろうか・・・」

 

 いろいろ考えてみたが、やはりスポーツ選手のセカンドキャリアの問題を考えると、もっと違う使い道を考えて欲しいなとおもってしまう。

 

一攫千金を手に入れたとしたら、彼は陸上競技をその後も真摯に追求するのだろうか・・・。陸上競技文化の成熟にむけて社会的な活動を展開するのだろうか。

 

以前に問題になったバドミントン選手。

 

選手にすべて責任があるような日本のマスメディアの風潮であった。

 

なぜ彼らが賞金獲得をねらった海外遠征をおこなわざるをえなかったのか。

 

まだまだ選手を食物にする体制ができあがってしまっているんじゃないのかな。

 

なんておもってしまう。

 

ドームのホームページをみると、理念にスポーツを通して社会貢献することが綴られている。

 

どうか「スポーツ」の視野が商業主義・勝利至上主義のプロ「スポーツ」だけにとどまらないようにしてもらいたいなと願う。