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TAMAKOSIの日記

体育・スポーツや教育にかんしてかんがえたことを中心につづっていきます。研究会の情報も案内していきたいとおもいます。

シュートボールの学習会に参加

愛知支部の活動

今日は2日間の実技もふまえた研究会に参加してきました。

 

参加したのは低学年のボール運動です。

 

紹介されたのは、M保育園のパスボールと、小学校2年生のシュートボールでした。

 

①わかったことは2つの指導系統です。

 

低学年までのねらいとして、みんながシュートするおもしろさを味わうことが位置づくとおもいます。問題は2:2の時点では必ずペアの人もシュートする機会がある。しかし、マンツーにつかれてディフェンスが上達するとシュートがきびしくなる。そこで、3:3になると2人プレスディフェンスにむかうとノーマークでのシュートが可能になる。しかし3:3では必ずしもみんながシュートする機会はあたえられることはない。ということで、保育園は3:3からはじめ、低学年は的あてゲームからはじめていて、どっちがいいのかと疑問におもった。

 

そこで、

 

1つは「みんながシュートのおもしろさを味わう」という目標を達成するためには、1:1、2:1、2:2・・・と発展していくもの。

 

もう1つは保育園の実践から学んだことで、15:15などからはじめ子どもたちと話し合いをすすめ、最終的に3:3におちつき、三角形にわかれるゾーンディフェンスやマンツーマンディフェンスなどを指導するもので、のちにボールにさわってない子の存在に気づかせたり、みんながシュート機会をもつルールをきめたりして、シュートする機会を保障していくもの。

 

保育園で何年も実践をしながら成果としてわかっているのは、3:3では子どもが自分以外の5人までなら動きを把握することができること、また三角形のディフェンス認識をベースにすると4:4でも動的なゲームが展開できるようになることである。

 

ということで、2つの指導系統はともにみんながシュートをうつおもしろさを味わうことと、できない子がシュートすることが順序は違えど質的には同様の到達点となる。

 

②もう1つわかったのは学校カリキュラムを考えたときの探求課題です。

 

 これはまた2つあります。

 

 1つはハンドボール型に発展させたいと個人的にはおもっているのですけれど、そのときにキーパーありのシュート局面をどの発達段階でおもしろさを感じられるのかということをあきらかにする必要がある。

 

 発達をみてきた人からすると、小学校4年生の9・10歳頃がポイントであるとYさんが感覚的にこたえてくれた。

 

 実際どうなのだろうか。

 

 ちなみに円をどう設定するのかが議論にあがったけれど、個人的には2重円おしである。シュートボールの的周辺の円はキーパーの特徴を演出するためにあると考えたい。もし円の外にいればマンツーマンディフェンスにつかれるためディフェンス要素となる。キーパーとディフェンスの区別をしているんだとおもう。2重円にするというのは的を守るというより空間を守るという認識を形成することの意味もあるのだろうか。

 

あと、なんでシュートボールは円なのか、という点も正面からパスがうけられて技能習熟が容易などの点がありそうだけれど、ちゃんと考えたいなぁ。

 

 もう1つは1:1から順に発展していくときに、中学年の段階ではシュートボールを入り口にラグハンド(ラグビーハンドボール)を出口にすることが想定されるのだけれど、ラグハンドに移行するときは2:2の延長か、3:3からかということ。

 

 つまり、シュートボールで3:3までいく必要があるのかどうか。

 

 まだ直感ですが、2:2のシュートボールから2:2のラグハンドにうつっていくといいのあかぁ、でもそこにどんな必然性を想定しておくのかは難しいなぁ。

 

 

それには攻防の発展を考慮しなければならないとおもう。

 

 

球技は最終的に攻防の戦術的なかけひきをたのしむものであり、指導系統も攻防の戦術的な発展がなされるように構成していくことで、その特質(おもしろさ)を獲得すると考えられる。

 

たとえば、

1:1シュート→ディフェンス→あいている場所や時にうつ(上、左右)→あいている場所や時をつくってうつ→ディフェンスの高まり→パスの出現→ディフェンスの高まり(人数増加)

 

 ぐるぐる、ぐるぐるきゅっ(きりかえし)、シュートするまねをするなどのどんな攻撃が段階的にあらわれるのかをチェックしたい。

 

ちなみに、大阪でのGGPでは「ひきつける、だます、ガードする」ということが戦術的方法として現段階で合意されている。こちらも参考になりそう。

 

 

さて、今回の実践者は2013年にハンドボールの実践をおこなっている。それは4:4でおこなっているのだが、指導系統としてボールをなげる距離を理解するようにどれだけの距離から壁になげられるのかをゲーム的に調査している。丁寧なくみたてである。

 

今後、ぜひシュートボール、ラグハンド、ハンドボールという発展を考えて欲しいなぁとおもう。

 

ちょっとおもったのは、シュートボールは3:3でノーマークをいかにつくりだすのかという課題を設定できる。でもラグハンドでは最終的にキーパーが出現する。ちょっと展開がむずかしい。

 

となると、キーパーなしのまとあてラグハンドを3年生までおこない、4年生でキーパーありのラグハンドの形にもっていってみるのはどうだろうか。発達の節からみても適切な段階になるのではないだろうか。

 

3年生での3:3について、シュートボールの3:3なのか、ラグハンドの3:3なのかはやっぱりもう少し考えたい。結局のところ平面ゴールの方が限定的で共通のシュート局面を想定しやすく認識学習がうまくすすむのかなぁ。

 

あ、シュートするおもしろさから、意図的にシュートするおもしろさに発展していくだろうから、その可能性を発見してほしい。

 

兵庫支部の系統案に対案をだしたいですね。

 

お願いばかりでした。

 

あ、あとパスボールの開発経緯についてききました。

 

当初Sさんがドッヂボールにかわるボール運動をさがしていたようです。そのときに4、5人でボールをつかって遊んでいたら子どもがボールのとりあいをはじめた。その場面からヒントをえて素案が完成。これを福祉大のYさんらとともにねりなおし、実験的実践を1年かけておこない、最終的には移動式鉄棒にふとんを、そしてダンボールを的にしていく原型ができあがったそうだ。

 

つまり、岡田さんや平林さんが荒木さんの技術指導の系統性理論をベースに小学校低学年版のボール運動を開発した経緯をまったく想定せずに独自につくりあげたそうである。

 

指導の特徴や的の違いがそれをものがたっている。

 

リボン走も実は宮教大グループと徳永さんは別々に同じアイディアを開発している。

 

こうした現象がおこるのもおもしろいですね。どっかで意味づける必要もありそうな。

 

海沿いに位置する旅館で、おいしい料理ばかりで満足の2日間でした。