TAMAKOSIの日記

体育・スポーツや教育にかんしてかんがえたことを中心につづっていきます。研究会の情報も案内していきたいとおもいます。

教科研メモ

教科研の大会に参加していました。

 

2日目の分科会に参加したメモです。

 

①子どものからだ調査をうけて

 

今回は日体大がおこなっているからだの調査を実施した結果が報告された。

 

未発表ものなので詳細はさけて、結論としては神経系、特に前頭葉、自律神経、睡眠・覚醒機能の問題が深刻だということであった。

 

そこでおもいついたのは、健康教育で睡眠や体温についての学習をしている、これがどれほど効果があるのかを実証したものはどれだけあるのだろうということ。

 

どうも現場レベルでは棒反応調査や体温調査などができそうだと紹介してもらった。

 

おとされた棒をすばやく反応してつかむ調査で、交感神経や覚醒機能の調査ができる。これを実践前と実践後におこなってどう変化するか。子どもの様子が変化したのは生活改善の影響もあるのかがみえてきそう。また体温調査も朝おきて、体温があがってくるところで体温がひくいと自律神経などがはたらいていないことになる。ということで朝起きた時に体温をチェックしてみる。

 

こうした調査であれば、子どもにも成果が視覚的にわかるし、睡眠って大事なんだ、体温って生活と関連しているんだという点をかえすことができるかなともおもう。

 

 ただし、体質や生活改善効果を目的化することは学習成果の即効性をもとめ「学び」の質を軽視する可能性もあるので、簡単にとりくめるものではないだろう。

 

 

 健康教育実践、一緒にやってくれる人がいるかなぁ〜。

 

さて、次は体育実践を2つ

②運動遊びの実践

 今年度幼児教育から小学校に移動して1年目の実践。小学校2年生の運動遊び(ふえおに)でした。

 

 単元は3時間で、1時間はおにごっと、2時間目はスタートのドリル、3時間目は松林でのおにごっこ。

 

 長期的なカリキュラムをかんがえられているのか、単元としてはスタートのドリル練習と松林でのおにごっこがつながっていない点がきになった。

 

 松林でのおにごっこでは方向転換の動作がでたり根のはるでこぼこの土地がいろんな気づきや動きをうんでいて、またとても興奮してたのしそうでした。

 

 で、おもしろかったのはスタートの話で、小山さんの初動負荷スタートからスキップを数m、そして走るというドリルをおこなわせていた。そう運動で位置について、「ようい」、の「ようい」で肘を90度にまげ、腰を90度にまげてしまう「型」先行の準備動作をくずすいことがねらいでした。

 

その方は幼稚園の実践のときにも、「ようい」とはいわず、「いくよ、いくよ、いくよ、ぴっ(笛)」という状態でスタートの準備動作を型として教えない実践をされていたそう。

 

たしかに幼稚園や学校体育の型としてのスタート準備は問題であり、よいとりくみだとおもう。

 

 型をおしえるとてはどっちで足はどっちでとからだを緊張させがち、Tさんは両腕を前にぶらさげて、先生の声をきいて、といっているらしいです。

 

なるほど。

 

③ チャンレジ運動、アドベンチャー教育

 

埼玉の小学校の実践です。

 

まず実態把握のための調査がおもしろかったです。

 ・肩がこる(47%)などのからだに関する30項目の疲労合計点で、

 

6個以内=いきいき群 睡眠7時間47分  4教科平均点315点 塾時間48%4時間11分 

7個以上=いきいきでない群  6時間58分  4教科平均点297点 塾時間69%8時間42分

   両方塾いくのに点数変化あまりなし・・・。

 → 勉強すればいいってもんじゃない。どういうからだをつくるのか。

 

 ③2個以下=めっちゃいきいきぐん

 ④20個以上=めっちゃいきいきでないぐん

 

③ 睡眠7時間54分 テスト平均320点 通塾 36% スポーツテスト平均1047点

④ 睡眠6時間10分 テスト平均296点 通塾 80% スポーツテスト平均923点

 

このデータおもしろいですね。

 

授業をうけるときの集中力をたもつための調整能力というか、そういうのが関係してそうですね。

 

こうした実態調査からYさんは教育観を見直す。子どもの思いや考えを尊重していくようにしようと考えました。

 

これまでは「授業で子どもをかえる」とおもっていた、それは教師中心で法則技術をもとめていたのかも・・とふりかえる。

 

 「授業があって、子どもをかえよう」としていたけれど、「子どもをかえるために授業がある」、という発想の転換にいたったようです。ここ10年で。

 

 それでなにをやったかというと、並ばせない、笛を使わない、何事も理屈から考える

という3つのこと。

 

 で、正木さんたちの「興奮は成長のもと」という理論をベースに、チャレンジ運動のようなものとアウトドアクラブの活動をかんがえついた。要素は①活動的、②ワクワクドキドキ感がある、③できるだけ抑制をかけないということを大事にした。

 

 最初の5分は自由時間にした。

 

 おこる場面をへらすために、説明時間を短縮、道具を使いやすいようにする。

 

 ・身長、体重、体格で組み合わせをかんがえる。

 ・ピラミッドも背の順ではない。

 

内容として、

 幸福の鐘:シンバルをバスケットゴールの下にくくりつけて、バトンスロー教材をもちいて、うまくなげられれば鐘がなるというもの。

 幸福のなんとか:命綱で体育館の2階にのぼってあがり、金をならす。おりてくるときはエバーマットの上にジャンプ。

 マット上でバランスボール

 台車にマットをのせて、いきよいよくエバーマットにとびこむ

 エバーマットを肋木にたてかけ壁蹴りであがり、肋木の上から反対側のエバーマットにとびおりる。

 その他様々なことにとりくまれていました。

 

 体育館の中で子どもがたのしみ興奮しながら挑戦できるものを用意しております。

 

ただ、その他の授業はどうなっているのだろうか。。。

 

正木さんにいわれた小学校体育の最低限の課題が心にのこっているようです。

 体育嫌いの子から学ぶ

 体育好きから体育で学ぶ子へ

 体育で何を学ばせるか

  「からだづくり」と「子どもの認識」

 

さて、またちょっと衝撃なことがありました。正木さんがおなくなりになられたとのこと。正木さんのご冥福をお祈りいたします。

 

教科研は障碍者スポーツ、スポーツ基本法、こどものからだ調査、養護教諭実践、部活動、体育実践などなど多様な視点から報告がある。一方でどういった研究の蓄積をしていくのかが大きな課題であろう。 

 

と昨年度とおなじことを感想におもった。やはり支部がないため継続的にサポートできないのがつらいなぁ。。。

 

また参加されていた久保さんと話をして、身体・運動文化を体育の対象にすべきといったら、身体文化と運動文化を並列するとしても、身体文化はひろすぎる、たとえば身体加工などもはいるでしょ、といわれた。たしかにそうだ。

 

となると身体運動文化となるのかな。

 

身体運動文化という点では神奈川の高校の方の実践がとてもすばらしいのですが、またいつの日か。。。

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