TAMAKOSIの日記

体育・スポーツや教育にかんしてかんがえたことを中心につづっていきます。研究会の情報も案内していきたいとおもいます。

強行採決から3日。

安全保障関連法案が強行採決されて3日間、全国各地で抗議行動がおこなわれた。
 
 
70年安保のときと同様、学生と学者が政治共闘している。しかも政治家は岸・安倍と親子関係にある。この事態は歴史的にも重要な一場面だ。
 
 
一部ですが、ここ3日間の様子は毎日新聞が動画としてまとめていました。
http://mainichi.jp/movie/movie.html?id=887054906002
 
学者の会も約1万人が反対運動に参加し、あの佐藤学さんのスピーチによると海外メディアへの会見をおこなったようだ。その成果なのか、イギリスのBBCニュースでも7月15日強行採決の日のデモを報道している。
http://www.bbc.com/news/world-asia-33546379
日本語訳http://togetter.com/li/848271
 
これまでの一連のシールズのスピーチなどはこちらにまとめてあります。自分の言葉でかたっているところが素敵ですね。
https://www.youtube.com/chann…/UCmZAkuvA7sVlXvdDOrBHWKQ/feed
 
 
なんで反対しているのかよくわからないという場合は、運動的特徴が強いものですがシールズが作成した安全保障関連法案の説明動画があります。ユーチューブは削除されたのでデイモーションでみられるようです。
http://silversword.club/sealds6/
 
ちなみにシールズは一応形としては無党派です。もちろん安倍政権の手法を批判しているわけで、野党側です。批判の論点は①集団的自衛権を行使できるようになり、戦争に参加する可能性が高まる、②「後方支援」という名目の参戦により、自衛隊員と国民のリスクが高まる、③そもそも「憲法違反」で、議論の仕方さえもメチャクチャ、というもの。詳細は小冊子があるのですが・・。ひとまずホームページがあります。概要や活動日程などはこちらにあります。
   http://www.sealds.com/
 
 
 
 批判は「切れ目」も「限界」もない集団的自衛権の基準の曖昧さなど内容面もありますが、安倍政権の手法面についても正面から批判しています。「民主主義ってなんだ」「勝手にきめるな」「国民なめるな」「強行採決、絶対反対」といったコールがその象徴で、ここがいいですね。若者スピーチが必ずあるので、参加することで学べるのも特徴である。
 
ちなみに、デモにはこんな人もいました。


 
ヒットラー安倍さんです。あくまでアピールですが、ナチス式の敬礼をしています。
その他安倍さんの動き方のものまねなども上手でした。
 
 
 
さて、今安倍政権の行動がきがかりです。
 
 
 ①抗議行動をする人たちをマイノリティ化させる発言
   安倍「3連休があければ国民はわすれる」菅「安保(1960、1970年)のときはもっとすごかったけど」麻生「電話やファックスはそんなにきていない」などなど。
   山口二郎さんが説明していたが、安倍政権が95日国会を延長したことや強行採決をしたこと、これは支持率がさがるため本来したくなかった。しかし野党や国民の反対の意志表明によって選択を余儀なくされる。審議をすればするほど安倍さんの説明は矛盾や曖昧な部分が露呈され、そのことを国民が理解すればするほど反対や審議の延長をもとめる要求がふえていった。だから、無関心をさそう発言をして、考える前にわすれさせようと、意図的にしているのである。国民は理解していないのではなく理解したからこそ反対の声があがっていることを安倍さんはごまかしている。
 
 
 ②そのごまかしの一環として、新国立競技場問題が今になって見直しすることになった。テレビニュースの多くは強行採決などなかったように新国立競技場問題を注目の特集にしている。メディアの意図はわからないが、安倍政権としては大成功だ。新国立競技場問題を強行採決のかくれみのにしつつ、民意を反映して見直しました、という好印象をあたえることができる。これに対しては新国立競技場をみなおせるなら、安全保障関連法案もみなおせるよね、といいたいところだ。逆に安倍政権への批判の声をたかめる必要がある。
 
 
 オリンピック・パラリンピックは祝祭資本主義によってスラム街や貧困層少数民族の集落を大規模な道路や競技場建設によってつぶし、大企業がもうける仕組みをたくさんつくっていく。なんども政治利用されてきた。もうこの手の話はこりごりだ。体育の民間教育研究団体からはこの事態に対して声明がもうすぐでるようです。体育・スポーツ系団体が新国立競技場問題よりも前に、民主主義を否定する安倍さんの手法が問題だという主張をすることは意味があることだとおもいます。
 
 
といっても、状況は大変厳しい。参議院で否決または採決がなされず60日経過した場合でも衆議院で3分の2以上の賛成があれば再可決となる。となると、①参議院での採決を拒否した上で、②自民党内から反対派をださせる、ということがこちらの方法となる。
 
   ①参議院(与党135議席、野党系107議席)では出席議員の過半数だから、与党が30人ぐらい反対(・欠席?)しなければならないので否決は困難だから、採決させない方向にむかうだろう。そして参議員でうまくいったとして次は衆議院で3分の2以上とらせないことが目標となる。②衆議院議席数は475議席でその3分の2は316議席である。また野党全員が反対したとして自民党の326議席との差は10人である。つまり衆議院での再可決にもちこむことができれば、自民党が11人反対(・欠席?)すればよいので、法案を否決させる可能性はまだのこっている。
 
 
   だから石波茂さんの「国民の理解が進んだと言い切る自信はない」や小泉進次郎さんの「昔の自民党のよくない部分の一端が垣間見えるような気がして、結果として法律の理解も進んでいないという状況につながっているのではないか」といった発言、元自民党員の批判などが積極的に(ネットの)ニュースでとりあげられているわけである。自民党内で問題視している声をとりあげ分裂をさせたいのである。
 
 
 現時点で今国会の成立に反対が60%をこえ、審議不十分が80%をこえている。この夏が勝負になる。反対の声をあげて支持率をさげていきたい。国民の不断の努力によって民主主義は達成されるのであるから。そして自民党内の実は反対派(ハト派)を勇気づけたい。生き残り戦略ではなく、おかしいものはおかしいと声をあげること、それが政治家の使命だ。
 
 安倍さんは民主主義にたち、正々堂々とまずは改憲の審議にかけるべき。
 
 
またデモの情報はこちらに。東海圏でも頻繁に開催されています。
  日本全国デモ情報http://www.magazine9.jp/demoinfo/
  デモ・講義開催情報まとhttp://www57.atwiki.jp/demoinfo/pages/1.html(TPP,改憲関連)
 
最後に、情報リテラシーの高い今回のデモ団体の特徴についてのおもいつきのメモ
 ①労働組合での動員ではなくSNSやインターネットで情報を個人が収集し、個人の意志であつまってきた人が多数である。
 ②SNSを利用して現在進行中のデモの様子をしることができる、スピーチは全文すぐにネットで把握できるようになる、そのことで、はなれていても参加している実感をもてる。継続的に参加が困難でもぬけたときの様子もわかるから、次にまた参加しやすい。
 ③SNSを通じて個人から個人へと拡散することで、全国各地で同団体の名前をつかった抗議活動が展開していく。そしてSNSで活動が可視化されるため、トップダウンで介入せずとも情報が収集できるので、地方の人たちの意志を尊重するボトムアップ型の活動を維持することができる。
  ④動画での視覚的な紹介をすることで、年代をこえて情報共有することができる。
 ⑤学生というところもポイントだが、力つきました。
 
 ある意味で、情報収集能力がたかいので、実質的にメディアとの共闘が可能になっているとおもう。特徴的なのが石波さんの「なんか自民党、かんじわるいよね(とおもわれてしまう)」という発言をコールにする、などなど。また新聞記事などもすぐに全国の賛同者がネットにアップするため、すみずみまで公的な評価も確認することができる。
 
 なんとなくこの構造は構造構成主義にのっとった震災ボランティア団体をたちあげた西條さんとにかよっているような。
 
 

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