TAMAKOSIの日記

体育・スポーツや教育にかんしてかんがえたことを中心につづっていきます。研究会の情報も案内していきたいとおもいます。

立憲主義が否定された日、国民の記憶

昨日、安全保障関連法案が強行採決された。

 

自民党公明党憲法違反をおかしたわけである。

 

この法案は一度に11もの法案を採決するもので、しかも命に関わる問題がほとんどなのに、判断基準の曖昧さがめだち、100時間の審議ではまったくたりない状況だ。

 

この法案の反対の民意を表明するために、平日で雨のふるなか10万人が国会議事堂前にあつまる。デモンストレーションは国会議事堂前だけではなく、全国でおこなわれている。

 

それもそのはず、世論調査のほとんどが反対または審議が不十分だと意思表示しているのだから。

 

それにしても自由民主党という名前がブラックジョークのようだ。

 

強行採決をする党の名前とは到底おもえない。特定秘密保護法のときもそうだった。

 

安全保障関連法案は16日にも衆議院本会議で可決される見通しとなっている。

 

つまり、まだ確定したわけではない。わずかな可能性ではあるけれど、衆院で否決されて、60日ルールがきれたら法案はとおらないことになる。だから、国会議事堂前には最後の最後まで抗議のデモンストレーションがつづくことになる。平日の夜で実際あつまることは困難なのだが、できるだけ多くの人にあつまってほしい。ここで民意を表明しておくことはやはり希望になるんじゃないかと私は思う。

 

まさに希望は7月15日国会議事堂前に10万人あつまり、全国でもデモンストレーションが展開されたことだ。

 

自民党の政治家のなかには、理解が十分でないと発言しているひともいる。なら反対してよといいたいけれど、無責任にも、事態はかわらないから、反対の声をあげられないようだ。

 

となると、民意がしめされつづければ、ハト派のかれらも勇気をだしてうごくかもしれない。

 

少数意見であっても声がきこえるということは、共感するひとにとっては、勇気がもらえることだ。 

 

 

また声をあげつづけることで、今回の自民党と同様のことをしたらゆるさない、すぐに政権からおろしてしまうぞとアピールをしたい。

 

 

だから、この3日間は重要だ。特に毎週金曜日に抗議をしていたこともあって、金曜日は10万人をこえる可能性も十分にある。木曜日はいつメンでもかまわないが、金曜日はぜひ行動にうつしてほしいとおもう。

 

 

さて、11もの法案でとくに話題になっているのが、「戦争」をめぐる問題である。

 

これまで個別的自衛権によって外部からの武力攻撃に抵抗することが可能であった。それを集団的自衛権まで拡大する解釈改憲をおこなおうとするのが今回の法案である。つまり、同盟国(とくにアメリカ)が攻撃されたら日本の存立もあやぶまれるから積極的に戦争協力していこうとする法案である。「やられたらやりかえして防戦する」(個別的自衛権)、から、「やられそうだから先にやっつける・攻戦する」(集団的自衛権)、というもの。

 

後者で問題になっているのは「やられそうだから」の基準がすごく曖昧で、時の政権によって自由に解釈されてしまう可能性が非常に高いということである。

 

これによって以下の2つのケースで「戦争」がおこなわれる可能性がたかまるとかんがえられている。

 

① 政治家の身勝手からおこる戦争

② アメリカの要求をこばめずに参戦させられる戦争

   (アメリカに協力しろといわれたらことわれない)

    ※反対、賛成意見まとめサイトより。アクセス:arayuru-houhou.com

 

 今回の法案に賛成する意見はおもにこの①②を問題視する。戦争参戦の基準が曖昧でありどこまでも政治決定によって解釈が拡大することが可能になるからだ。

 

一方、反対の意見は、

 

③ 中国や韓国の暴走により直接的にまきこまれる戦争

    ※反対、賛成意見まとめサイトより。アクセス:arayuru-houhou.com

 

これを問題視する。そしてどんどん軍事力を強化する中国・韓国との戦争の抑止力となることの重要性をとく。

 

 今回の法案での議論で特徴的なのがアメリカからの独立という大きな目標においては意見が拮抗してしまうことになるということ。アメリカから独立するためには①②の状況がおこらないようにしたいと反対する一方で、アメリカから独立するためには日本も武力を強化する必要があるとして賛成する。

 

 問題は非常に複雑である。

 

 しかしだからこそ、11法案に対して十分な審議なくして一括でとおしてしまうことに大問題がある。世論調査では8割がもっと審議すべきあるいは廃案をうったえている。毎週金曜日国会前には数万人があつまり、また全国各地で土日にはデモンストレーションがおこなわれている。

 

 デモンストレーションをする人の中には集団的自衛権に賛成だけれど、すじはとおすべきだと安倍政権のやりかたに反対する人もいる。

 

特定秘密保護法もそうだが、強行採決にくるしめられてきた。このやりかたを否定しなければ、私たちはただのいいなりになる。政治家は選挙でえらばれたからといって何をやってもいいわけではない。選挙だけが民意のすべてではないはずだ。

 

安倍さんは法案の審議で質問がないものは理解をしてもらっていると考えていると説明した。一方で世論調査は無視している。また憲法学者違憲決定に対しても数の問題ではないといいつつ、数で強行採決をはかる。総理大臣がいっているのだからまちがいない、などと最後は民意などそもそもかんがえていないような発言でしめくくった。

 

政治家が自由に解釈をかえられたら、政治家の決定で多くの人が戦争に参加することになる。奨学金もはらえない人などを自衛隊にいれたらという発言もあり、経済的搾取もこっそりやられるのだろう。この法案は問題をうむ問題なのだ。

 

法案についてのさらなる審議をもとめ、国会前に集合しましょう。